「沖縄の唄会」の作り方

イベント

リハーサルについて

リハーサルとは(愛好会や唄会の話ではなく、一般論として)

個人での練習のことではなく、本番を想定して演奏者全員で合わせてみることをリハーサルと呼んでいます。
ですので、リハーサルで時間をかけて練習して上達すればいいや、的なものではなく、個々人の練習はリハーサルの前になんとかしておく必要があります。

以下、私が唄会以外のライブ等で経験してきた「リハーサル」についての覚え書きです。

  • ライブ等の開催を決めたらすぐに、「打ち合わせ」として「この催しの意義、コンセプト」等について話し合い、流れと曲目をある程度決める(これはリハーサルとは呼ばない)
  • 打ち合わせをもとに、個人で練習を重ねる
  • 使用する譜面、調弦や曲の尺(長さ)などについて、食い違いが出ないよう全員で話し合いを重ねる(グループLINEを使うことが多い)
  • リハーサル当日までに「自分のやるべきこと」は練習しておく(できなかったら次のリハまでに。それでも無理そうなら早めにメンバーに言う。メンバーがカヴァーしてくれる部分があるかもしれないが、ダメそうなら曲目の変更も視野に入れる。リハーサルを重ねるうちに、初回の打ち合わせで決めたことがひっくり返ることもよくある)
  • リハーサルでは「身の丈に合った譜面なのか」「お互いの音が合っているか」「お客様に喜んでもらえるものになっているか」を確認する(できない場合は、譜面やキーを見直す等の調整をして、最低限お客様に聞いてもらえるものになるように話し合い、宿題を持ち帰って後日リハーサルをやり直す)

なお、リハーサルは全員が集合できなくても、その曲ごとに少人数でやる場合がよくあります
一般的に、音楽家は兼業をしている方が多いため、出演者全員の都合を付けるのは至難の業です。時間の制約がある中でなんとか夜9時過ぎに集合し、リハが終わるのが深夜になることもよくあります。
一度のライブで最低2回、出演者が多ければ少人数のリハも合わせて10回程度のリハーサルをおこないます。一回につき3〜5時間かかります(出演者同士仲がいいことが多いので、雑談も多めなのですが)。
だからこそ、リハーサルは日程に余裕を持って、会場と出演者の都合をつける必要があります

今後、リハーサルをやってみるのはどうでしょう。

これまで、愛好会ではこのリハーサルをすっ飛ばして本番直前の簡易的な合わせのみで済ませていましたが、今後改良していきたく思います。

ここまでやらなくてもいいので、よかったら軽く事前リハーサルを取り入れませんか?
当日、余裕を持って演奏に臨むことができます。
会場は事務所を使ってもいいですし、集估館も時間貸しをしてくださいます。

唄会当日、本番前。

1.神原町の事務所で、必要なものをまとめる(当日午前10時半)

これまで島袋がやっていましたが、早く動けるかたは事務所に早め集合で「PA機材」「パソコンと周辺機器(外部音源や動画、スライドが必要であれば)」「マイクスタンド」などを整理してまとめる作業をお願いします。

2.事務所から機材等を運び出す(当日午前11時から11時半)

まとめた機材を2階の事務所から下ろして車に積み込みます。
人数がいれば、時間はそれほどかかりません(島袋ひとりだと死にます)。

3.会場設営、機材の設置(運搬を手伝わない方々も12時集合)

集估館カフェは11時半からの営業です。が、会場は10時から鍵を開けてくださっています(なので、練習不足で不安な場合は早めに会場に着いて個人練習しても大丈夫)。
もしドアが開かないときは、上階のスタッフさんにお声掛けください。

会場に入ったら、機材を設置します。
このときに、全体を指揮する「機材設営リーダー」がいてくださるとありがたいです。
設置の詳細については、別ページで解説します。

4.会場設営、観客席を整理(上記の機材と同時進行で)

観客の椅子は、会場で前回おこなわれたイベントのままになっていますので、30〜40席程度に減らします。
余分な椅子は観客の目につかないところ(控え室かな)へ移動、唄会のあとに戻します。

5.簡易リハーサル(設置後、13時半まで)

13時半になるとぼちぼちお客様がお見えになるので、それまでに音を出す練習をしておきます。

  • 人数が多い曲から
  • 不安の多い曲も優先
  • なるべく調弦の順に
  • 外部音源を使う場合、その確認も
  • 譜面台、椅子は基本自分で管理(どうしようもない場合は手伝ってもらう)
  • 手伝わないといけない人がいるな、と思ったらすぐに手伝おう
  • マイクの位置は、ボーカルは「口の真正面」、三線は「胴(太鼓の部分)になるべく近づけて」

「ソロ曲だけど不安だな」「ここはどうなるんだろう」と疑問点や不安な箇所があったら、ここでしっかり確認しておきましょう。
これまでは島袋が仕切っていましたが、徐々にで構いませんので、「自分ごと」として自力解決か、メンバー同士での話し合いでお願いしたく思います。
また、マイクの位置はできる限り自分で調整をお願いします。細かい調整は島袋や、他のメンバーでお手伝いします

6.控え室で最終打ち合わせ(13時半から14時)

曲順、MCなど、わからないことはここで周囲と話し合ってなんとかしましょう。
また、軽く何か食べておきましょう。トイレも行っておきましょう。

開演時間が近づいたら、自分の演奏する曲を見直して、それに合わせて調弦をします。
5分前になったら、開演前のアナウンスを入れます(いつもは島袋がやっています)。

次のページで、本番です!

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